SOMPOホールディングスに代わる投資先はやっぱりここ一択!

資産運用

最近世を賑わせているビッグモーターの事件ですが、関連してSOMPOホールディングスの見通しも怪しくなってきています。

私はというと元々保険業の株を持っておきたいという考えがあったため監視リストの中にSOMPOホールディングスを入れていました。このままではまずいので今後の方針を検討しました。

結論

監視銘柄のSOMPOホールディングスを東京海上ホールディングスに差し替えます。(とはいえ、そもそも損保株を枠に入れるのかも要検討、これは今後の課題にしたいと思います)

三大損保の基本情報

まずは株探から各社の情報を確認していきましょう。

SOMPOホールディングス

損保ジャパンを中核とする保険会社グループ。損害保険(損保ジャパン、セゾン自動車火災、損保ジャパンDC証券)、生命保険(ひまわり生命)、介護・シニア(SOMPOケア)、海外保険の各事業を営む。主力の自動車保険を中心に正味収入保険料は国内トップクラス、介護事業は国内2位。国内損害保険、海外保険、国内生命保険、介護・シニア、延長保証、デジタル関連、アセットマネジメントの7事業。ヘルスケア(SOMPOヘルスサポート)やデジタル(SOMPO Light Vortex)の領域において事業戦略を展開。損害保険ジャパンと日本興亜損保との経営統合により2010年設立(2014年NKSJホールディングスから損保ジャパン日本興亜HDに商号変更)。2014年英損保キャノピアスを買収(990億円)(2017年売却1050億円)。2015年ワタミの介護事業を譲受、メッセージ(現SOMPOケア)を子会社化。2016年米エンデュランス社を買収(約6400億円)。2018年介護事業4社を合併。2019年DeNAとモビリティ領域における合弁会社を設立、米パランティア・テクノロジーズ社と合弁会社設立(データ解析ソフト販売へ)。2020年損害保険ジャパン日本興亜は損害保険ジャパンに商号変更。

https://monex.ifis.co.jp/index.php?sa=report_zaimu&bcode=8630

東京海上ホールディングス

東京海上日動火災保険を中核とするグローバル損保グループ、業界最大手の1社。国内損害保険(自動車保険・火災保険・傷害保険・海上保険等)、国内生命保険、海外保険、金融・その他の各事業を展開。グローバル展開(日本と世界46の国・地域)や資産運用の高度化で業界を牽引。東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、イーデザイン損害保険、東京海上日動あんしん生命保険、東京海上アセットマネジメントを傘下に持つ。2002年東京海上火災と日動火災が合併、2008年ミレアホールディングスから商号変更。2012年米デルファイを完全子会社化(2050億円)。2015年米保険会社のHCCを買収(9400億円)。2020年米富裕層向け保険大手のピュアグループを買収(3300億円)、PKSHA Technology<3993>と資本業務提携。2021年バリューHR<6078>と資本業務提携。

https://monex.ifis.co.jp/index.php?sa=report_zaimu&bcode=8766

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険を中核とする保険持株会社。国内損害保険(火災・海上・障害・自動車・自賠責)、国内生命保険、海外保険、金融サービス、リスク関連サービスの5事業。損害保険料収入は東京海上HDと並びトップ、世界第8位の損害保険グループ(ASEAN域内総収入保険料第1位)、大手株主はトヨタ自動車。海外は世界49の国・地域に事業を展開、アジアではASEAN10ヵ国で元受事業(損保シェア1位)。デジタル保険販売プラットフォーム構築、RisTech(リステック)、テレマティクスを推進。2010年設立。2012年インドネシア・インドの生命保険会社に資本参加(アジア保険市場の販売力強化)。2015年英損保MSアムリンを買収(約5000億円)。2017年シンガポール最大の損保会社First Capital Insurance Limitedを買収。2020年生命保険の販売でセブン—イレブン・ジャパンと提携。2021年新損害サービスシステム稼働。2022年米損害保険Transverse 社を買収(542億円)。
https://monex.ifis.co.jp/index.php?sa=report_zaimu&bcode=8725

三社とも国内でのトップシェアを持っており、海外市場の開拓に向けて動いています。SOMPOと東京海上がアメリカでも一定のシェアを持っているのに対してMS&ADはアジアでシェアを持っています。保険業が土台としてある程度の安定した社会基盤を必要とすることを考えると、SOMPOと東京海上はこれからもある程度安定して成長していける可能性がありますが、MS&ADに関してはアジア圏の発展に伴って長期的な視点でどこかのタイミングで爆発的に伸びる可能性があります。

また、SOMPOの独自色として介護の分野でもシェアをもっています。私は元々、SOMPOが海外シェアを伸ばしていく見込みがある+独自の人事システムがあることを評価して監視銘柄に組み入れていました。この独自の人事システムというのは、保険業の分野で余った人材に介護分野への転向を命じ、自己退職してくれるならラッキー、介護の方で活用できるなら元々優秀な人材をうまいこと利用できるというものでした。

私はこの悪魔的システムを考える脳みそを持っている人間が会社運営を行っているなら業績も間違いなく伸びるに違いないと考えていましたが、それは間違いでした。

このようなやり方をする人間はいずれ過剰な業績主義に陥り大問題になってしまうことが今回のビッグモーターの事件で学ぶことができました。

YouTubeで解説在りましたので参照ください

三大損保の業績比較

SOMPOH
(8630)
東京海上H
(8766)
MS&ADH
(8725)
予想PER9.1 倍12.0 倍9.3 倍
PBR1.13 倍1.76 倍0.93 倍
配当利回り4.14 %3.12 %3.81 %
ROE4.70 %9.84 %5.15 %
ROA0.65 %1.37 %0.65 %
時価総額21,842 億円64,200 億円28,117 億円
売上推移(5年)右肩上がり右肩上がり横ばい
海外売上比率35%48%29.5%
海外売上推移(5年)右肩上がり右肩上がりやや右肩上がり

次に業績を確認していきたいのですが、PBRやPERに関してはMS&ADの方が割安感がありますが、企業の稼ぐ力を示すROEについては東京海上に軍配が上がります。私は正直ファンダメンタル分析についてはあまり明るくないのでどうこういえないのですが、ここ数年の売り上げも加味して東京海上の方が安定なのではないかと考えます。私自身は車も持ち家もないのですが、身近で堅実な人や保険の窓口の方に確認したところ多くが東京海上が利用者サイドでは安心できる点が多いとの意見をもらえたので、十分かなと考えています。

とはいえ、元々私の監視銘柄追加の条件が自分がサービスを利用していて評価しているところというのがあり、日本人は株大嫌い保険大好きで今後も売り上げ維持がしやすいだろうというのが採用理由なので条件を満たしておらず問題があるとは思っています。

同じ金融相場セクターのSBIホールディングスに差し替えるか、自分が使っていて超絶信頼を置いているものの低配当+謎優待を出している味の素に差し替えるか、悩みは尽きません。

ちなみに現在の監視リストはこちらです。

まだ当面購入タイミングは来なさそうですので、ぼちぼち考えていきます。

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