【2023年10月最新】レバナス投資信託比較

資産運用

auAMレバレッジNASDAQ100が運用開始から一年が経過し、運用報告書が公開されました。これによって隠れコストが明らかになりましたので、旧来のレバナス商品と比較し、今後の購入方法についてなども考えていきたいと思います。

各商品の比較

商品名信託報酬(%)実質コスト(%)純資産額(億)販売会社
auAMレバナス0.43340.51120
楽天レバナス0.770.86393SBI証券は✕
大和レバナス0.991.052113

実質コスト

同じ運用スタイルになりますので一番重要になるのは運用コストになります。目論見書の段階でauAMレバナスが最安でしたが、商品によっては隠れコストによって実際のコストが高くなってしまうという問題があり心配でしたが、実質コスト比較においてもauAMレバナスが最安コストのようです。

純資産額

レバナスの購入時にもう一つ気にしなければならないのが、早期償還のリスクです。早期償還は以下の二つの場合に起こります。

  1. ナスダック100指数が大きく下落した場合

ナスダック100指数が大きく下落した場合、レバナスの基準価額も大きく下落します。その結果、レバナスの純資産総額が大幅に毀損し、運用を継続することが困難になる可能性があります。

  1. レバナスの保有者が大量に解約した場合

レバナスの保有者が大量に解約した場合、レバナスの純資産総額が減少します。その結果、運用を継続することが困難になる可能性があります。

レバナスの早期償還が発生した場合、投資家は強制的に解約され、含み損を確定させられることになります。

早期償還リスク回避のためには十分な純資産額が必要とされています。文献や人によってラインは異なりますが、今回取り上げた三つはどれも純資産100億を超えており、早期償還リスクは低いと考えられます。

結論

現状のデータでは、レバナス購入の際はauAMレバナスが最適と考えられます。とはいえ、現状別の商品を保有している場合は、利確してしてしまうと含み益に対して課税されてしまいますので、入り用でなければそのままの方が良いと思われます。

購入方法

商品の次は購入方法について考えていきます。通常レバレッジの効いた商品は短期間の取引で用いますが、私は積立購入も行いますので、今回は積立購入を前提に考えていきたいと思います。以下の二つが考えられると思います。

  1. SBI証券で購入して投信マイレージサービスのポイントをもらう
  2. 他の証券口座でクレカ積立を行う

私は、SBI証券でnisa口座を開設していますのでそちらで既にクレカ積立を行っている前提でお話しされていただきます。レバナスはnisa非該当ですので別の証券口座にて特定口座における購入をすることもできます。今回はクレカ積立の効率がいいマネックス証券(1.1%還元)と比較してみます。月々10000円積み立てと仮定します。

初年度においてマネックス証券においては

10000*0.011*12=1320

SBI証券においては(元本で計算すると)ポイント付与率は月間平均保有額に対して年率0.05%ですので

60000*0.0005=30

初年度だけを比較すると圧倒的にクレカ積立の方がお得になります。以下は年利10%と仮定して何年後に1320を超えるかbardに計算してもらいました。

年利10%の場合、30に複利をきかせた金額は、1320を超えるのに、

n = log(1320 / 30) / log(1.1) = 7.30

つまり、7.30年後になります。

もちろんレバナスの価格変動幅は大きいので必ずしもこの通りにはなりませんが、割合は減るにせよポートフォリオの一部でレバナスは保有し続ける可能性が高いですので、私の場合はSBIで購入した方が還元的にもお得と言えそうです。

以上で商品比較および購入方法検討は終わりになります。参考になれば幸いです。

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