SBI証券でETF売買の手数料を賢く節約!手数料無料制度で投資をもっと自由に!

資産運用

投資家にとって、手数料は無視できない存在です。特にETFのような低コストな商品の場合、手数料の影響はさらに大きくなります。そこで今回は、SBI証券が提供する2つの制度を活用して、ETF売買の手数料をグッと抑える方法をご紹介します。

投資にかかる手数料とは?

まずは、手数料にどのようなものがあるのかについて、投資信託とETFの違いを見ていきましょう。非上場の投資信託とETF(上場投資信託)は、手数料の構造が異なります。主な違いを説明します。

投資信託(非上場):

  • 購入時手数料: 投資信託を購入する際に、購入金額の一定割合を手数料として支払うことがあります。この手数料は販売会社が決定し、商品によっては無料の場合もあります。
  • 信託報酬: 運用期間中に発生する手数料で、ファンドの純資産総額から日々控除されます。信託報酬は運用会社がファンドの運用を行う対価として設定されており、投資信託の種類によって異なります。
  • 売却時手数料: 一部の投資信託では、売却時に信託財産留保額として手数料が発生することがありますが、これも商品によってはない場合もあります。

現在は、売買時の手数料無料化が進んでおり、私たちが購入するのに適した市場に広く分散したインデックスファンドでは、信託報酬を気にかけておけば大丈夫です。ただし、投資信託の信託報酬は隠れコストと言われるものが存在しており表記よりも多めに費用がかかります。

これらのコストは、投資信託の運用に関連する様々な手数料や税金であり、投資家が支払う信託報酬に加えて発生するものです。これらは投資信託の運用報告書で確認することができますが、具体的な金額は実際に運用してみるまでわからないため確定しないため、運用開始から一年経過した時点での運用報告書を確認しなければいけません。見た目の信託報酬が低いからといって安易に手を出すと失敗する可能性があるため注意が必要です。

ETF:

  • 購入・売却時の手数料: ETFは株式市場で取引されるため、購入や売却時に証券会社が定める取引手数料が発生します。この手数料は証券会社によって異なり、インターネット経由の取引の場合、手数料が低く設定されていることが多いです。
  • 信託報酬: ETFも運用期間中に信託報酬が発生しますが、一般的に非上場の投資信託よりも低く設定されていることが多いです。これは、ETFが取引所に上場しているため、販売会社に支払う手数料分が省略されるためです²。
  • 為替手数料: 海外ETFを購入する場合、為替手数料が発生することがあります。これは、円を外貨に換金する際にかかる手数料です。

ETFでは為替手数料をいかに抑えるのかも重要でしたが、現在、SBI証券、楽天証券などの主要な証券会社では為替手数料を無料としています。

一般的に、信託報酬は「投資信託」>「ETF」となっています。コストだけをみるならば、どちらの商品を活用するかはETFの売買手数料をいかに抑えるかにかかってきます。

通常ですと、SBI証券では、定期買付:米国株式・ETF定期買付の手数料は、注文あたりの約定代金×0.45% (税込0.495%)です。最低手数料は0米ドルで、上限手数料は20米ドル (税込22米ドル)です。信託報酬の0.01%の違いでしのぎを削っている世の中ですので、これがいかに大きな額がわかります。今日紹介する制度を活用して、最小限に抑えていきましょう。

1. NISA口座で買うなら手数料無料!

新NISAにおける米国株式および海外ETF売買手数料無料化のお知らせ~”ゼロ革命”第二弾~

SBI証券では、NISA口座でETFを購入する場合、なんと手数料が無料になる制度があります。これは、投資信託の購入にも適用されるので、ETFと投資信託を組み合わせて運用する方にも嬉しいですね。以下リンク先の要点です。

  • 新しいNISAの開始: 2024年から新しいNISAが開始され、国内株式や投資信託に加えて、米国株式および海外ETFの売買手数料も無料になります

ただし、NISA口座には年間の購入上限額があることに注意が必要です。また、NISA口座で得た利益は非課税になりますが、損失は他の所得と通算できないというデメリットもあります

2. 特定のETFなら、いつでも手数料無料!

SBI ETFセレクション

SBI証券では、さらに太っ腹なことに、特定のETFをいつでも手数料無料で購入できる制度もあります。この制度の対象となるETFは、上記のリンクから確認できます。

この制度のメリットは、NISA口座とは異なり、購入上限額がないことです。つまり、ボーナスなどの臨時収入が入った時にも、思い切って追加購入することができます。デメリットは売却時には手数料が発生することです

どちらの制度でも購入時手数料を無料にすることができます。ちまちま購入による手数料を抑えることができるのは画期的ですね。

3. 各ETFに適用される制度を比較

銘柄SBI ETFセレクションNISA取り扱い商品
QQQ
QQQM
QLD
TQQQ
GLDM
AGG
TLT
EDV
TMF

私が活用を検討している銘柄を表にまとめました。上記の通り、主要なETFはほとんどがどちらかの制度で手数料無料で購入できます。

注意点としては、NISA口座では、毎月分配型やレバレッジのかかっている商品は購入することができません

まとめ

投資家にとって手数料や税金は、金融の世界に足を踏み入れたものにとっては恐るべき通行料です。今回紹介した制度のうちNISA口座を活用したものは、その両方をパスすることができる強力な通行証になります。

今回紹介した2つの制度をうまく組み合わせることで、より効率的な投資が可能になります。ぜひ皆さんも、SBI証券の制度を活用して、投資をもっと自由に楽しみましょう!

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