投資戦略を大幅見直し!リバランスの最適タイミングとは?

資産運用

はじめに

資産運用において、リスク管理とリターンの最大化は重要な要素です。私はNASDAQ100が週足で5%以上下落した際にリバランスを行うルールを採用しています。しかし、より柔軟で戦略的な運用を実現するため、今回リバランスタイミングを見直すことにしました。

これまでの方針

これまでは、NASDAQ100が週足で5%以上下落した場合にリバランスを実施し、その際の資産調整を一律6か月後に行う方式を採用していました。この方法は、市場の急変動時に機械的に買い増しを行い、長期的なリターンを向上させる狙いがありました。

この手法は、YouTuber「投資塾ゆう」さんの提唱する「▲5%ルール」を参考にしたものです。

改訂後のリバランスタイミング

今回の見直しでは、リバランスの時期をより機動的に調整することにしました。

  • NASDAQ100が5%以上下落し、サインが点灯した場合のリバランス3か月後に実施
  • それ以外の定期リバランス6か月ごとに実施

購入サインのデータ分析

以下は、過去の購入サイン点灯時のデータです。6か月以内に再点灯したケースに絞り、次回点灯時の株価動向を分析しました。

発生日株価先週比前回から(月)上昇したか
2004/08/061315.3-6.08%3.27
2008/01/041963.52-6.81%1.87
2008/10/031470.84-12.03%0.93
2008/10/101269.8-13.67%0.23
2008/10/241202.27-8.34%0.47
2008/11/141179.63-7.23%0.70
2008/11/211085.57-7.97%0.23
2009/02/201172.71-5.19%3.03
2010/07/021728.34-5.99%1.87
2011/08/192038.22-6.59%0.47
2016/01/084270.78-7.02%4.67
2016/02/054024.47-5.95%0.93
2018/03/236508.09-7.29%1.40
2020/03/137995.26-6.27%0.47
2020/03/206994.29-12.52%0.23
2022/06/1011832.82-5.70%4.67
2022/09/1611861.38-5.77%3.27
2022/11/0410857.03-5.97%1.63
2024/09/0618421.31-5.89%4.67

データ分析の結果

  • 短期間での連続点灯は下落継続の可能性が高い
    • 6か月以内に再点灯したケース(全19回)のうち、上昇したのは5回(約26%)のみ
    • 逆に、74%のケースで次回点灯時にさらに下落している
    • 特に、2008年・2020年のような大きな暴落時には、数週間以内に連続してサインが点灯し、その間下落が続く傾向が強い。
  • 3か月以内のリバランスが有効な理由
    • 6か月待つと次回点灯時の株式割合が増えすぎて買い増しが難しくなる問題が発生。
    • 3か月後のリバランスであれば、短期間での市場回復時に機動的に対応できる。
    • データを見ると、3〜5か月後の点灯では比較的上昇確率が高まる傾向がある。

変更の理由

これまでのルールでは、NASDAQ100が短期間で繰り返し下落した場合、6か月以内に再度サインが点灯すると追加投資ができないという問題が発生していました。そのため、リバランスの期間を短縮し、迅速に資産配分を調整できるようにしました。

3か月後のリバランスが合理的な理由

  • 機動的な対応が可能: 6か月後のリバランスでは次回サイン点灯時に株式の割合が大きくなりすぎ、追加投資が難しくなるケースがあった。
  • 市場回復期を逃さない: 3か月後のリバランスにより、短期間の下落後の反発を捉えやすくなる。
  • 過去データの傾向と一致: 3か月後のリバランスを採用することで、過去の上昇パターンと適合しやすい。

今回の改訂により、

  • 追加購入の機会をより確保しやすくなる
  • リスク管理と資産配分の最適化がよりスムーズに行える
  • 長期的な成長をより効率的に享受できる

加えて、リバランスの判断をより精緻化することで、マーケットの変動を活かした資産形成が可能になります。

おわりに

リバランスの適切なタイミングは、資産運用の成功に直結します。市場の変動に適応しながら、計画的な投資を継続することが重要です。今後も、市場環境の変化に応じて最適なリバランス戦略を模索しながら、さらなるリターンの向上を目指していきます。

また、同じ手法を実践している投資家の方々と情報を共有し、より効果的な運用手法を追求していきたいと考えています。

今後ともよろしくお願いいたします。

コメント