マイナス5%ルールが点灯したため、購入リバランスを実施しました。市場が大きく調整すると不安になるものですが、歴史的に見ても、大きな下落こそが絶好の投資機会であることが多いです。
今回は、私の投資ルールに従い、冷静に追加投資を行いました。その判断の背景や今後の見通しについて詳しく解説していきます。
私の投資ルールについて
私は、長期的な資産形成を目的に、一定のルールに基づいた投資戦略を実践しています。主なルールは以下の通りです。
- コア投資:オール・カントリーやインド株への定額積立を継続。
- サテライト投資:市場環境に応じて、米国株やNASDAQ100の調整時に追加投資。
- マイナス5%ルール:NASDAQ100が週足で5%以上下落した際に、買い増し。
- リバランス戦略:通常は6か月ごとに実施。ただし、購入サインが点灯した場合は3か月後にリバランス。
- リスク管理:株式・債券・ゴールド・MMFを活用し、分散投資を徹底。
このルールを守ることで、感情に左右されずに安定した運用を目指しています。
今回の下落についての要因と今後の見解
原因
今回の市場の下落には複数の要因が考えられますが、特にトランプ大統領による関税政策が市場を不安定にしている点が大きな影響を与えています。
具体的には、
- 米国が特定の国への輸入関税を強化し、企業利益の減少が懸念されている
- 市場が再びインフレ懸念を意識し、FRBの金利政策に影響を与える可能性がある
- 投資家心理の悪化により、特にグロース株(NASDAQ100銘柄)が大きく売られた
今後の見通し
市場には様々なリスクが存在しています。
- 関税政策の影響によるインフレリスク
- AI市場の成長鈍化によるテック株の調整
- ロシアのウクライナ侵攻に関する先行き不透明感
ただし、過去のデータを見ると、大きな調整の後には回復が続く傾向があります。私は、
- 短期的にはボラティリティの増加に注意
- 長期的にはバイ・アンド・ホールドを継続
- 次の定期リバランスまでの上昇を期待しつつ、中期的な大きな調整も警戒
というスタンスで市場を見ています。
購入した資産とその理由
今回購入したのは以下の資産です。
QQQM(NASDAQ100連動ETF)
- NASDAQ100が週足で5%以上の下落を記録し、マイナス5%ルールに基づき購入。
- ただし、現状のポートフォリオでは株式の割合が大きかったため、金や債券を売却しての購入はできなかった。
- MMFにプールしていた資金を活用し、追加投資を実施。
- QQQと比較して、経費率が低いため長期投資に適している。
TQQQは見送り
- 市場の雰囲気を探るために、Xで投資家の反応をリサーチしたところ、市場を楽観視している意見がまだ多かった。
- そのため、レバレッジETFであるTQQQの購入には至らず、QQQMを選択。
- TQQQは短期リバウンドを狙う戦略には有効だが、今回の市場環境ではリスクが高いと判断。
今後の戦略
今後の戦略
- 3か月後に定期リバランスを実施。
- それ以外のタイミングでは追加の投資や売却は行わない。
- 大きな調整がさらに続いた場合、5%ルールに基づき追加投資を行う。
まとめ
市場の下落は不安を伴いますが、ルールを持って行動すれば冷静にチャンスと捉えることができます。今回も、マイナス5%ルールに従い、計画通りの投資を実施しました。
重要なのは、 ✅ 感情的にならず、ルールに基づいた投資を続けること ✅ 市場の回復力を信じ、長期視点での運用を維持すること ✅ 適切なリスク管理を行い、大きな調整にも対応できるようにすること
次の定期リバランスまで、引き続き市場を観察しながら、適切な戦略を実行していきます。
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