稲妻が輝く瞬間、ついに来ました
2025年4月10日、米国株が歴史的な急騰を見せました。
ダウ平均は1日で2700ドル超の上昇、ナスダックは10%以上の急反発。
まさに“稲妻が輝いた瞬間”です。
でも、こう感じた方もいるかもしれません。
「急騰は嬉しいけど、それまでの下落がしんどかった…」
「こういうときに限って現金ポジションだった…」
「なんで乗れなかったんだろう?」
この記事では、今回の急騰の背景と、恩恵を受けられた人・逃してしまった人の違い、そしてこれから備えるべきことを整理していきます。
急騰の背景:トランプ大統領の「関税一時停止」
今回の爆上げの主因は、トランプ大統領が発表した「関税一時停止措置」でした。
- 対象は、報復関税をしていない国・地域(=日本も対象の可能性)
- 内容は、90日間の関税一時停止を承認
- 市場では、貿易摩擦への懸念が一気に後退
- 安心感が広がり、ショートカバー(空売りの買い戻し)が一斉に発生
その結果、株価は一気に跳ね上がり、歴史的な1日となりました。
日本にも“棚からぼたもち”的恩恵
報復関税を行っていない日本は、今回の関税保留の恩恵を受ける可能性が高く、まさに“棚からぼたもち”的な展開となりそうです。
- 輸出企業にとっては関税負担が軽減される見通し
- 投資家心理の改善とともに日本株にも資金流入の期待
- 日経平均や円相場にも好影響が広がる可能性
何もしなくても恩恵を受ける国に属していたことは、今回の相場でも大きな要素となりました。
稲妻をつかめた人の共通点
この上昇相場で恩恵を受けた投資家には、ある共通点があります。
- 積立投資などを通じて常に市場に居続けていた
- 下落局面でも感情的にならず、売らなかった
- ニュースやSNSに振り回されず、長期視点を保っていた
短期的な動きに振り回されることなく、「どんな相場でも居続けること」が、結果的に“稲妻”を捉える力となりました。
「しんどかった…」と感じたらリスクの見直しを
「上がってよかったけど、それまでの下落が精神的につらすぎた…」
そう感じたなら、それは“リスクを取りすぎていた”可能性があります。
- 株式比率が高すぎた
- 暴落耐性に対して投資金額が大きすぎた
- 緊急時用資金(現金)が不足していた
今は、そうした「自分の本当のリスク許容度」に気づく絶好のタイミングです。
投資は、続けられなければ意味がありません。しんどくならない配分こそ、長く付き合える投資の鍵です。
私の投資スタンスと分散の考え方
私自身も過去の相場でリスクを取りすぎて後悔した経験があります。
今では、自分に合った投資スタンスに落ち着いています。
- NISA(コア投資):オルカンとインド株を定額積立
- サテライト投資:米国政策金利に応じて、株・債券・金の配分を調整
- マイナス5%ルール:急落時にNASDAQ100などをリバランス
- 定期的なリスク見直しで“しんどくならない投資”を重視
次の“稲妻”に備えて、今できること
今回のような急騰は、未来にもまた訪れます。
そのときにチャンスをつかめるよう、今のうちから準備しておきましょう。
今やっておきたい3つのこと:
- 積立投資を始めて、市場に居続ける仕組みを作る
- 株・債券・現金のバランスを見直し、「自分に合ったリスク」を把握する
- 投資方針や目標を見直し、ブレない土台を作る
最後に
チャンスは、予告なしにやってきます。
それに“気づいて乗れるかどうか”は、日頃から市場に関わっているかどうかで決まります。
今回の相場で学べたことがあるなら、それは立派な前進です。
次の“稲妻”を、あなた自身の力でつかみにいきましょう。
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