2025年5月資産運用状況

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環境スコア

政策金利10年国債金利社債スプレッド米ドル指数
2024/55.334.551.46104.9
2025/54.334.401.7799.2
政策金利長短金利長期金利社債スプレッド米ドル
-1.000.07-0.150.310.95

景気判断表は『金利を見れば投資はうまくいく』(堀井 正孝著)を参考に作成しています。

🔹 政策金利の動き
 FRBは2024年5月から2025年5月にかけて政策金利を1%引き下げました。インフレがやや落ち着き、景気減速の兆しが見えたため、政策金利を段階的に引き下げて景気を下支えしている様子が伺えます。

🔹 長期金利の動き(10年国債利回り)
 政策金利ほどは下がらず、やや底堅い水準を維持。景気減速懸念と、インフレ鈍化のバランスで小幅な低下にとどまっています。

🔹 社債スプレッドの拡大
 1.46 → 1.77と約21%拡大。これは投資家が企業の信用リスクをより意識し始めているサインです。景気減速への不安が社債市場に現れています。

🔹 米ドル指数の下落
 104.9 → 99.2と、約5.4%のドル安。金利低下の影響でドルが売られ、リスク資産への資金流入を後押ししています。

🔸 株式市場
 金利の引き下げ(特に短期金利)やドル安は株式にプラス要因。景気減速リスクがあるものの、短期的にはリスクオンの動きが出やすい環境です。ただし社債スプレッド拡大は一部の投資家が「景気悪化リスク」を懸念している証拠。選別的な投資が重要な局面です。

🔸 債券市場
 10年国債利回りの小幅低下は「金利は下がるが、景気不安が根強い」ことを示唆。社債のリスクプレミアム(スプレッド)拡大により、安全資産(国債や金など)への資金シフトも起きています。

🔸 投資家心理
 社債スプレッドの拡大が心理的な不安材料。金利低下による「春」相場の兆しもある一方で、企業の信用リスクや景気後退懸念が「秋」の雰囲気を漂わせています。

🔸 経済全体
 金利低下は景気刺激策として機能するものの、社債スプレッドの拡大は「景気の減速懸念」を裏付けています。しばらくは株式と債券で温度差のある動きが続きそうです。

資産推移

全世界株米国株インド株日本株米国債ゴールド合計
2025/31,620千円2,365千円1,109千円1,321千円5,053千円2,722千円14,190千円
2025/41,682千円3,282千円1,194千円1,386千円4,154千円2,563千円14,262千円
2025/51,971千円3,583千円1,212千円1,464千円3,987千円2,643千円14,860千円

こちらで私の投資戦略について説明していますので、まずは参照ください。

各資産クラスの動きと背景

MMF
0.8%と非常に小さい割合。現金比率は最小限にとどめ、積極的な運用姿勢を示しています。次のリバランスで割合を増やしていきます。

米国株
2,365千円 → 3,583千円(+51.4%)と大幅に増加!
米国の雇用・個人消費などの経済指標が堅調で、景気後退懸念がやや後退しました。さらに、トランプ大統領の関税が現在保留状態にあることで、貿易面の懸念も一時的に和らぎ、株価が上昇が継続していると考えられます。

全世界株・インド株・日本株
米国株の回復に引っ張られる形で、順調に上昇。米国からの資金移動の可能性も考えられます。世界的な株式市場全体が「リスクオン」に傾いている印象です。

米国債
5,053千円 → 3,987千円(▲21%)。
政策金利引き下げで金利環境が変わり、債券価格はやや調整。リスク資産へ資金が移動した影響も反映されています。

ゴールド
2,722千円 → 2,643千円(▲2.9%)。
景気後退リスクに備えた「安全資産」としての需要は維持されていますが、リスクオンの流れでやや弱含み。

特別な売り買い

特に新規の投資行動は行いませんでした。NASDAQ100や日本株の大幅下落(5%ルール、4.5%ルール)などの購入サインは点灯せず、既存のポートフォリオを維持しました。

ポートフォリオ自体は株式の割合がかなり大きくなっています。来月上旬には点灯3か月後のリバランスを実施予定です。

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