朝のニュースを流し見していたら「NASDAQ100が下落」「世界株安」という言葉が耳に入り、
“自分の資産は大丈夫だろうか…” と、胸の奥がざわつく。
特に投資を始めたばかりの人ほど、数字が動くたびに不安がよぎります。
先週のNASDAQ100は わずか5営業日で3.07%下落。
日経平均も同期間で 3.48%下落し、世界的なリスクオフの空気が広がりました。
この記事では、
「先週のNASDAQ100に何が起きたのか」
「なぜ下落したのか」
「投資家が今知っておくべきポイント」
を心理的背景も交えながら丁寧に解説していきます。
数字が苦手な人でも大丈夫。
“いま市場で起きていること” を、できるだけわかりやすくお伝えします。
先週のNASDAQ100に何が起きたのか
先週(2025年11月14日〜21日)のNASDAQ100は、
25,008 → 24,239へ下落(−3.07%)。
大きな暴落ではないものの、
「いつもの調整」よりはやや強めの下落と言えます。
さらに、同期間の日経平均も
50,376 → 48,625(−3.48%) と大きく下げました。
つまり、
アメリカだけの問題ではなく 世界同時に“慎重モード”へ切り替わった一週間 だったのです。
背景として市場心理に次のような変化がありました。
- 半導体やテック銘柄への利益確定売り
- 金利見通しの不透明感
- AI関連銘柄の調整
- 投資家心理の“過熱→冷静化”への揺り戻し
これは、ただの一時的なブレではなく、
投資家が一度立ち止まり、リスクを見直すタイミング に入ったことを示しています。
心理的メカニズムと本質的な原因
投資市場の動きは、数字以上に「人の心理」によって大きく左右されます。
特に先週のような下落局面では、
次の3つの心理が働きやすくなります。
1. 同調行動(バンドワゴン効果)
他の投資家が売り始めると、
「自分だけ取り残されるのは怖い」と感じて売ってしまう心理が働きます。
特にNASDAQ100はハイテク比率が高く、
値動きが速いため、この効果が強く出やすいのです。
2. 損失回避のバイアス
人は「利益を得る喜び」より
「損をする痛み」の方が2倍以上強いと言われます。
そのため、相場が下がると
“これ以上下がる前に逃げよう” と売却に走る投資家が増える。
3. 直近のニュースに引っ張られる認知バイアス
NVIDIAなど主要銘柄の値動きや決算が話題に上がると、
“きっと市場全体も危ないに違いない” と過度に反応してしまいます。
これらが重なることで、
本来の経済指標以上に指数が大きく動きやすくなる のです。
「先週のNASDAQ100下落」の具体的要因を深掘りする
ここでは、先週の下落要因を大きく3つに整理して解説します。
1. 半導体・AI関連の売りが広がった
先週の売りの中心は半導体。
特にウェイトの大きい銘柄が調整に入ると、NASDAQ100はその影響を強く受けます。
実際、半導体セクターの下落率は
他セクターと比べても大きく、指数の足を引っ張りました。
2. 金利の先行きに不透明感が残った
金利は株価と反対に動きやすい指標です。
金利が上がる可能性があるだけで、成長株への圧力は強まります。
市場では「利下げのペース」や「アメリカの景気減速」が議論され、
投資家の手がやや慎重になりました。
3. NVIDIA決算後の“過熱感”への警戒
NVIDIAは今回も強い数字を出しましたが、
むしろ「強すぎる」ことでバリュエーションへの警戒が高まりました。
決算直後に株価が急落したことで、
AI関連銘柄が全体的に売られ、指数が押し下げられました。
今日からできる実践ステップ:下落相場でどう動けばいいのか
① 一週間単位で慌てない
短期の調整は、長期投資では必ず起きます。
“たった一週間の数字に引っ張られない”ことが重要です。
② 下落の理由を「数字+心理」で理解する
数字だけ見ても本質はつかめません。
心理の動きまで理解することで、
未来の相場にも落ち着いて向き合えます。
③ 世界の株価を合わせて確認する
今回のように日経平均も同時に下落している場合、
個別問題ではなく 世界的な流れの転換点 にいる可能性があります。
④ 投資ルールを紙に書いて“感情と距離を置く”
ルールがあれば、一時的な不安や焦りに流されにくくなります。
実例・心理学的根拠から見る「下落に強い投資家」の共通点
心理学では「長期的視点を持つ人は不安に強い」と言われています。
これは投資にもそのまま当てはまります。
下落に強い投資家は、次の特徴を持っています。
- 毎週ではなく、毎月〜毎四半期の変化を見る
- 一時的な変動より、長期のトレンドを重視する
- 情報の“温度”を見極める(煽りニュースに流されない)
- リスクを理解したうえで投資している
実際、長期データをみても、
NASDAQ100は調整局面を何度も経て成長してきました。
まとめ
先週のNASDAQ100の下落は、
半導体の調整・金利不透明感・AI関連銘柄の警戒という
“複数の弱材料” が同時に重なった結果でした。
ただし、これは暴落ではなく
“健全な調整の範囲” と捉えることもできます。
大切なのは、
数字に振り回されず、相場の背景を理解すること。
あなたの投資判断を強くするのは、ニュースの刺激ではなく、
落ち着いて状況を読み取る知識と視点 です。


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