相場が下落したとき、**「ここで強気に行きたい」**と感じる場面は何度もありました。
けれど私を止めていたのは、いつも 逓減リスク です。
私はこう考えていました。
「指数はやがて戻るだろう。でもレバレッジETFは削られて、戻りが遅れるんじゃないか」
その不安が強く、結局QQQしか買えませんでした。
実際、直近4回のルール点灯時も、QQQしか買えていないのが現実です。
ただ、本当に逓減リスクは「戻りが遅れる」形で現れるのでしょうか?
過去の相場を調べ直したところ、私のイメージとは少し違う姿が見えてきました。
リーマンショック(2007〜2009)のケース
リーマン時は長期不況と乱高下が続き、逓減リスクが最も効きやすい環境でした。
| 銘柄 | 下落幅 | 高値再更新まで | 備考 |
|---|---|---|---|
| QQQ | 約▲42% | 約3.5〜4年 | 基準指数 |
| QLD | 約▲83% | 約3.5年程度 | 下落は深刻だが回復時期はQQQと大差なし |
| TQQQ | – | – | 当時は未設定 |
表の通り、QLDは▲80%を超える大暴落。
ただ意外だったのは、最高値を更新するまでの期間がQQQとほとんど同じだったことです。
谷は深くても、山に戻るスピードは想像より遅れていなかったのです。
コロナショック(2020)のケース
コロナは真逆で、短期間で落ちて、短期間で戻る相場でした。
| 銘柄 | 下落幅 | 高値再更新まで | 備考 |
|---|---|---|---|
| QQQ | 約▲30% | 約3.5か月 | 異例の速さで回復 |
| QLD | 約▲70% | 約5〜6か月 | 半年以内に回復 |
| TQQQ | 約▲75% | 約5か月 | 暴落は大きいが戻りも早い |
ここでも驚きました。
TQQQは▲75%も落ち込んだのに、わずか5か月で最高値を更新。
「戻りが遅れる」というイメージは、このケースでは当てはまりませんでした。
リーマンとコロナの比較から見えたこと
2つの事例から学んだのは、次の点です。
レバレッジETFは「戻りが遅れる」のではなく、「下落が深い」。
- リーマンでは、QQQもQLDも回復時期は約3.5年後と同じ。違ったのは下落幅。
- コロナでは、QQQは3.5か月、QLD/TQQQは5〜6か月。こちらも差は数か月。
つまり逓減リスクの本質は「戻りが遅い」ことではなく、どれだけ深い谷を耐えられるかという点にある。
横ばいの長期相場や乱高下では負担が大きいが、短期V字相場ではむしろレバレッジが回復を加速させることすらある。
私の投資戦略にどう反映するか
私は次のルールをベースに投資をしています。
- 5%ルール:指数が5%以上下落したら買い増す
- 3か月リバランス:上がりすぎた分は利確して安全資産に戻す
- 分散:株式・現金・債券・ゴールドを組み合わせる
この仕組みなら、逓減リスクを“避ける”のではなく“前提に組み込む”ことができます。
- 横ばい相場 → 分散資産がクッションになる
- 急落からのV字回復 → TQQQを短期の加速装置として活かせる
つまり「戻りが遅いから避ける」必要はなく、戦略の中で位置づければ付き合えるリスクだと整理できました。
正直な心境の変化
私はこれまで、「戻りが遅れるはずだ」と思い込み、直近4回の下落でもQQQしか買えなかった。
でも今回のデータを整理したことで、回復までの時間は思ったより差がないと理解できました。
次のルール点灯時には、気後れせずにTQQQを取り入れてみるつもりです。
もちろん、QQQと分散資産をベースに据えた上で、です。
まとめと結論
逓減リスクは確かに存在します。
けれどその本質は「戻りが遅い」ことではなく、「下落幅が深い」ことでした。
そして私のルール(5%買い増し・分散・リバランス)の中では、それを前提に織り込むことができます。
だから私は、次の下落ではQQQに加えてTQQQも戦略的に活用していきます。
焦らず、淡々と積み立てを続けていきましょう。
👉 あなたなら、次の下落でレバレッジETFをどう扱いますか?


コメント